「抱き癖がつく」はもう古い?

家族・子育て

こんにちは☺️

最近息子のミルクを飲む量がどんどん増えてきました。

今までは100mlを目指していてもなかなか飲みきれなかったのに

最近では120mlぺろっと飲んでしまうことも👶✨

新生児は小さいからか1日の成長具合がとてもよくわかりますね♡

みなさん赤ちゃんが泣いた時ってすぐに抱っこしますか?それとも少し様子を見ますか?

よく「すぐに抱っこすると甘え癖がつく」と言われているそうですが

泣いている赤ちゃんを抱っこせずそのままにして果たして何か影響はないのでしょうか?

気になって調べてみました💡✨

そもそも赤ちゃんってどんな事で泣いてるの?

赤ちゃんって本当によく泣きますよね☺️

「泣くのが仕事」なんて言いますがまだ言葉が話せない分、

一生懸命泣いて何かを伝えようとしている姿がとても可愛いですよね♡

赤ちゃんはお腹がすいた時以外にも様々な理由を伝えてくれているみたいです。

1. おっぱいをしゃぶっていたい

赤ちゃんが泣いているとすぐお腹が空いていると思ってしまいがちですが

実はおっぱいをしゃぶっていたいだけのことも。

赤ちゃんは産まれてすぐでもおっぱいを吸う本能があり

病院によっては産後1時間以内に赤ちゃんにおっぱいを吸わせるところもあるそう。

それとは別におっぱいはママの体温で暖かく、心臓の音も聞こえるためとても安心する様です。

またおっぱいを吸うとオキシトシンという幸せホルモンが分泌されて

ママも赤ちゃんも癒されるのだと言います。

授乳中にすぐ寝てしまうのは安心しているからなんですね♡

2.居心地が悪い

これは意外と多いそうですが赤ちゃんって居心地が悪くて泣くことが結構あるそうです。

お腹の中で丸まっていた赤ちゃんは背中を伸ばされたり体を反る様な姿勢になると

居心地が悪く感じます。

また左右に振ったりトントンと体を叩くのも赤ちゃんにとっては気持ちよくないとのこと。

妊娠中のママが歩いていた振動の様に縦揺れの方が心地よく感じるそうですよ。

3.気温・室温が心地悪い

気温の変化にもまだまだ適用できない赤ちゃん。

これは言わずもがな、気温が適温でなく不快感があると泣いて伝えようとしています。

他にもおむつ替えやお腹が空いたなど様々な理由がありますが、

意外とママやパパが焦っていたりイライラしている感情も

赤ちゃんに伝わって不快になることも。

子供が泣くのは当たり前だとおおらかな気持ちで接したいですね☺️

泣いている時はすぐに抱っこした方がいいの?

一昔前には泣いている子供をすぐに抱っこすると「抱き癖がつく」とか

しばらく泣かせていた方が肺が強くなるとか

全体的にすぐに抱っこでなだめるのはよくないという傾向にありました。

しかし最近の研究では反対で、子供が泣いている時にはすぐに抱っこし

あやしてあげた方が良いという考え方に変わってきたそうです。

抱っこをすることによりどのようなメリットがあるのでしょうか?

抱っこすることによるメリット

1.愛情を感じ、安心感をもたらす・信頼感が増す

スキンシップをとる事で親子共にオキシトシンという愛情ホルモンが分泌されます。

このホルモンが脳の中枢神経に働きかけ、相手を信頼したり愛情を深めたりと

愛着を形成する役割があることがわかっています。

またオキシトシンによってストレスに強くなる、体の成長を促す、記憶力を向上させるといった

様々な効果が得られる様です。

2.脳の発達

抱っこなどスキンシップをとる度に五感や筋肉への刺激を受け、

神経細胞同士が結合し脳の発達へとつながります。

また抱っこされ動きを共にする事で運動神経やバランス感覚の発達にもつながるそう。

「子供の脳は肌にある」という本を書いた臨床発達心理士の山口創先生は

「幼い頃の肌の接触は、見たり読んだりした経験に比べると

その後の人生にとってはるかに大きな意味を持つ。

知らず知らずのうちに生き方や人間関係に影響を与えている。」と語っています。

3.代謝や免疫の働きを良くする

とあるカナダの研究者は1055組の親子を対象に

スキンシップが多い親子と少ない親子を抽出し子供の遺伝子を調べる実験をしました。

するとスキンシップが多い子供たちは5年後に代謝系と免疫系の

遺伝子が向上している事がわかったそうです。

これも幸せホルモン「オキシトシン」の効果。

痛みの軽減や血圧を下げる効果、自律神経を整える効果など多くの健康効果がある様です。

4.将来への影響

情緒を安定させ愛情を深めるホルモン「オキシトシン」。

幼い頃にスキンシップが足りない状態で育つと、

生涯オキシトシンの分泌が出にくくなり情緒不安定な状態が続いてしまうそうです。

スキンシップが足りない状態で育った場合、ストレスに弱かったり協調性がなかったりと

あらゆる面で影響が出てくると言われています。

5.コミュニケーション能力の向上

赤ちゃんの五感の中で最も早く発達するのは「触覚」だそうです。

心地いい抱っこは人の気持ちを温かくさせ、小さい頃に覚えたこの気持ちは

脳の奥にずっと残り続け、人とのコミュニケーション向上につながっていきます。

6.「闘争ホルモン」の抑制

人間は産まれながらに「闘争ホルモン」というものを持っているそうです。

強い刺激によりこの闘争ホルモンは増加する傾向にある様ですが

抱っこなどスキンシップをとることによってその増加を抑制することが出来るとのこと。

パパやママが近くにいていつでも抱っこしてくれるという安心感から

「何があっても自分を守ってくれる」と思える様になり

周りに対する敵対心や闘争心を抑えてくれるそうです。

親をも癒す!抱っこのコツ

1.短い時間でも効果的

まだ言葉が通じない赤ちゃんや幼児には「大好きだよ」と何度も言葉をかけるより

1回の抱っこの方が何倍も安心感を与えます。

抱っこを含むスキンシップは1時間に1回、10分から15分程度するだけで

オキシトシンの分泌量はピークに達するそう。

しばらくするとオキシトシンは少しずつ下がり始めるそうですが

また一時間後に少し抱っこしてあげれば分泌を高い状態のままキープでき

赤ちゃんの安心感・幸福感を満たしてあげることができます。

2.重要なのは1歳半まで

オキシトシンの分泌量は大体6ヶ月から1歳半までの間に決まると言われています。

できる限りたくさん抱っこして「いつもパパやママが守ってくれる」という安心感を与えてあげましょう。

3.一番は直接肌に触れること

抱っこ紐やベビーカーに座ったままでは親と子の距離が離れています。

楽かもしれませんが実はスキンシップという意味では効果がないそう。

しっかり目を見て直接抱っこしたり触れ合うことが大切です。

4.男の子には特にたくさんのスキンシップを。

オキシトシンの出方には男女差があります。

元々女の子の方が女性ホルモンのエストロゲンが出るため

少し触れるだけでもオキシトシンの分泌は増えます。

しかし男の子は元々オキシトシンの分泌が少ないだけでなく

男性ホルモンテストステロンがオキシトシンの働きを抑えてしまうのです。

もちろん男の子でも女の子でもたくさんスキンシップをとってあげてほしいですが

男の子は特に触れ合う時間を増やしてあげる必要がある様です。

5.求められたら100%答えてあげて

遊んでいる時や転んでしまった時、パパやママに抱っこしてほしいと求められることってありますよね

子供から求められた時は何があっても100%答えてあげてほしいと東京大学の教授は言います。

子供が求めてきたらしっかりと抱きしめ気持ちを受け止めてあげることにより

オキシトシンがいっぱい分泌されるだけでなく辛い気持ちや不安な気持ちが消え

安心感をしっかりと感じられるそうです。

なかなか難しいことですができる限り答えてあげたいですよね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ここには書ききれなかったメリットもまだまだたくさんあります。

抱っこする事でお互いとても幸せな気持ちになります。

「抱き癖がつく」や「後々大変になる」など考えずにたくさん抱っこしてあげたいですね♡

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